シニアへのキャットフードについて

シニアと呼ばれる年齢は10~12才になりますが、高齢になったからといってすぐにシニア用のキャットフードが必要になるのでしょうか。猫がシニアかどうか を判断するのに重要なのは猫の年齢だけではなく、毎日の活動レベル、そして最も重要なのは健康状態です。

猫にシニアキャットフードは必要ですか?

賛否両論いろいろな意見があると思いますが、一般的に老猫には特別なシニアフードは必要ありません。高齢ではあるが健康な猫なら、慣れ親しんだフードを問 題なく食べ続けていいでしょう。猫は習慣の生き物であり、高齢になると日課が特に重要になります。したがって、シニアキャットフードへの切り替えは不要であ り、できれば避けるべきだと考えます。重要なのは猫の年齢だけではありません。猫の体調、健康状態、活動レベルによって、高齢猫用の特別なフードを与えるかど うかが決まります。

猫に特別なシニアキャットフードを与えるかは、おおよそ次の3つの要因に影響される可能性があります。

  1. 健康状態
  2. 活動
  3. 太りすぎまたは低体重

猫のニーズも年齢とともに変化します。飼い猫の多くは年を重ねるにつれて穏やかになり、若い頃ほど活動的ではなくなります。ホルモンの変化に加えて、猫の代 謝も低下し、筋肉量が減少します。餌を変えなければ、体脂肪が増加して肥満になる可能性があり、その結果、猫の加齢に伴う病気(糖尿病など)が促進される可能 性があります。この場合、高齢の猫に種に適したニーズ志向の方法で餌を与えるには、ミートクリスプ(低カロリー)などのカロリーを抑えた高品質のフードに変 更するだけで十分です。

歯の問題や嗅覚や味覚の低下など、さまざまな要因が食欲に悪影響を与える可能性があるため、低体重も老猫によく見られる問題です。まず猫の理想的な体重を 知ることが重要です。これを知ることで、猫の健康状態がわかり、適切なキャットフードを選択できるようになります。シニア猫の健康状態がよく分からず、診断 する必要がある場合は、獣医師にアドバイスを求めましょう。

猫にシニアフードを与えるのはいつですか?

高齢の猫は若い猫よりもいくつかの病気にかかりやすいかもしれません。猫が高齢になったら、獣医師に定期的に健康状態をチェックしてもらうことが大切で す。例えば、1年に1度の1定期検診で予防注射を受けるときなどです。猫の尿や排便、食事の量や飲み方に変化が見られたら、獣医師の診断を受けることが大切で す。猫の健康状態によって必要な場合は、獣医師と相談しながら特別なフードに変更する必要があります。しかし、シニア猫がまだ健康で元気であれば、特別なシ ニアフードは必要ありません。

高齢の猫は、食べると痛い(歯の問題や歯周病など)、空腹感が少ないなどの理由で、さまざまな病気が原因で食事を拒否することがあります。特定の病気によって も代謝が損なわれるため、キャットフードの栄養素が十分に吸収されない場合があります。したがって、肉の含有量が高く、特に栄養素が豊富な高品質のフードを 猫に与えることが重要です。例えばミートクリスプは心地よい肉の香りと強烈な肉の味が猫の食欲を刺激します。

高齢の猫に最適な食事は何ですか?

シニア猫が獣医師の検査を受けて健康であれば、猫のニーズと活動レベルに応じてキャットフードを選ぶのが良く、特別なシニア用キャットフードは必要ありま せん。しかし、必要不可欠なのは、新鮮な肉から採れる良質なタンパク質を十分に含み、猫の栄養ニーズを満たす高品質のキャットフードを与えることです。また、 キャットフードが消化しやすいことも重要で、原材料を見ることが大切です。肉からの動物性タンパク質は、肉食動物である猫にとって、高齢になっても非常に簡 単に消化できます。

キャットフードの1日の量は、肥満や体重低下を防ぐために、シニア猫の活動レベルに合わせて調整する必要があります。また、高齢になって体重が増えすぎた場 合は、カロリーを抑えたキャットフードに切り替えることもできます。その場合はエネルギー含有量が低く、かつ、シニア猫に十分なビタミン、ミネラル、タンパク 質が含まれていることも確認する必要があります。そのようなフードの選択肢のひとつが、当社のミートクリスプ(低カロリー)です。

シニア猫が食べる量とどれくらいの頻度で食事をするべきか

猫はもともと間食の好きな動物です。つまり、1日を通して1回や2回の食事ではなく、少量の食事を何回かに別けて食べることを好みます。また、猫は年をとると 代謝が落ち、消化器官がキャットフードをうまく処理できなくなります。そのため、1日の食事を数回に分けて小分けにしてあげることも◎。1日の給与総量は体重 に合わせて調整しましょう。

シニア猫の臭覚や味覚が変化することは珍しくありませんが、歯の痛みを感じると、明らかに食欲がなくなります。猫に歯の病気があるのは珍しいことではあり ません。まずは、歯と歯茎をチェックして、猫がいつもの食べ物を拒絶する原因を特定することです。歯石や歯肉炎は、適切なケア用品で緩和したり、予防したりす るといいでしょう。猫は一般的に猫破歯細胞性吸収病変(FORL)、自分の細胞が自分の歯を壊してしまう病気を持っていることが多いため、獣医師にチェックして もらいましょう。